日本遺産を目指して

Japan Heritage

悠久の時を経て、中世、近代、そして現代につながる道。
先人たちの輝く足跡を日本の遺産として、さらなる未来の糧と力に。

「道」
それは、人、情報、文明を運ぶメディア。
「道」によって運ばれたそれぞれは、文化や産業が興る場所に堆積して集成され、大きなエネルギーを放つ拠点となり、
ふたたび、「道」によってつながれ、人々が行き交い、賑わいが生まれ、その力を大きくしていきます。

また、「道」は過去と未来を結んで、歴史を織りなしてもいきます。
人類の歩みとともに「道」は生まれ、中世の頃には戦国の武将が駆ける「道」となり、
天下泰平の世に百花繚乱の文化を伝え咲かせ、
近代においては、欧米列強に追いつき、肩を並べんとする、わが国の発展の基礎を成し、
そうして現代の私たちの歩みが今日にあります。

時代は常に胎動を秘め、その時、その時を力強く生きる人々とともに、その姿を新しくしてきました。

「兵庫遺産街道」は人々が篤い想いを携えて行き交った「道」。
時代の輝きと、時の重みを感じる「道」の物語りです。

それぞれの地域に、それぞれの物語があり、
その、ひとつひとつの物語のつながりと関わり合いが、もっと大きな物語を紡ぎながら
時を超え、空間を超えて、その物語りを巡る人の心に
触れ合う人と人の間に
その「道」は結ばれ、新たな未来へと想いをつなぎます。

そうして、いま。
私たちは時代のバトンを継ぐべく、現代の「道」を歩み
先人が遺した輝きを放つ足跡を訪ね、
魅力溢れる物語りに出会います。

私たちが未来のためにできることをおこなうために。
人々の営みの軌跡が、なおいっそうに輝かしいものとなることを願って。